税金とは何か

私たちが日々納めている税金について考えてみたいと思います。

わが国では憲法第３０条において納税の義務が定められています。


■国民は法律の定めるところにより納税の義務を負う


“義務を負う”というのはつまり“払わなければならない”ということですが、なぜ払わなければならないのでしょうか。

それを考えるにあたっては、

そもそも税金とは何か、

ということを理解する必要があると思います。

辞書で『税』と引いてみますと以下のことが書いてあります。

■国費・公費をまかなうため、国・地方公共団体が国民・地域住民・消費者などから強制的に徴収する金銭。
（Yahoo!辞書より）

要するに、税金とは、政府や自治体に納める会費と考えていいのではないでしょうか。

部活動に参加するために納める部費や、町内会で集める町内会費といったものと性質的には同じものであると考えることができます。

そうしますとなぜ払わなければならないのかというのも見えてくると思います。

部活動に参加したかったら、部費を払わなければなりません。
ある町で暮らしたかったら、その町の会費を払わなければなりません。

それと同じで、日本という国で暮らしたかったら、税金という名の会費を払わなければならないということです。



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消費税が上がらなかったらどうなるか

「消費税が上がったら大変なことになります」

そう言って、増税反対を唱える政党や候補者がたくさんいます。
この主張は正しいでしょうか。

それを考えるにあたっては、消費税が上がらなかったらどうなるかを考えてみると、見えてくるかもしれません。

それでは考えてみましょう。

消費税率を上げないというシナリオは、つまり今と変わらないということです。

その一方で社会保障費は毎年上昇します。
これを賄うため、ますます借金に依存することが予想されます。

これは子供や孫の世代にとってよいことでしょうか。

ムダを減らせば借金に頼らずとも財源を確保できる、という人達がおりますが、その人達は民主党がやった事業仕分けみたいなことをやるということなのでしょうか。

私達は民主党で懲りていますから、どうやってムダを減らすかを示してくれないと納得できないと思います。

消費税率を上げないで済むのなら上げないでほしい、

というのが国民の本音だと思いますが、そのためには上げないで済むシナリオを作らなければならないでしょう。


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消費税が上がったら家計はどうなるか

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消費税が上がったら家計はどうなるか

消費税が５％から８％へと上がる見込みとなりました。
2014年4月からです。

2015年10月には、さらに上がって１０％となる予定ですが、今日のところは５％から８％へ上がったらどうなるのかということについて考えてみたいと思います。

５％から８％になるというのは、105円の物が108円に、315円の物が324円に値上がりするということです。
高額になればなるほど影響が大きくなります。

ここで、１年間の手取り額が400万円でかつそれを全額生活費に使っているという人を例にとって考えてみます。

この場合、収入の全額を使っていますから、収支はゼロです。
貯蓄はありません。

話を単純にするために使ったお金には全部消費税がかかったことにします。

支出金額は収入と同じ400万円ですから、そのうち５％の20万円が消費税ということになります。
これが８％にアップすると、追加で12万円を余分に負担する必要が出てきます。

そうしますと、この人が５％の頃と同じ生活をするためには、給料が上がらないと収支が合わなくなります。

しかし、増税に合わせて給料を上げてくれる会社などないでしょう。

給料が上がらないとすれば、これまでは税抜きで380万円の生活ができていたのに、増税によって368万円までの生活しかできくなるということになります。

年に２回の家族旅行を１回にしたり、１日１箱吸っていたタバコを２日で１箱にしたり、人によってやり方は様々ありましょうが、何らかの我慢を強いられることは必至です。

私としては、家計簿をつけることを勧めたいですが、少なくとも直近１年間の支出がどれくらいだったかは計算しておくといいと思います。

既に余裕のない生活であれば、それと同じ生活をすることはできないのですから。
できることなら支出の内訳を見直して、どこを切り詰めたらいいかを考えておくべきだと思います。

家計簿のつけ方については私にご相談ください。
（家計簿歴９年半）


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