どうなるのかTPP

TPP（環太平洋戦略的経済連携協定）の交渉に23日から日本も参加するそうです。

政府は、工業製品の関税撤廃を要求する一方、コメなどの重要な農産品は、関税をできるだけ維持したい考えだそうです。
（本日付読売新聞朝刊より）

この話を聞いて、本当にそのとおりに事が運ぶだろうか、と疑問を抱いたのは私だけではないかもしれません。

日本人から見ても、

（ちょっと虫がよすぎるんじゃないの）

と思ってしまいます。

交渉参加が遅れたことに加え、世間一般の論調では、日本の外交は弱腰と言われておりますから、多分思惑どおりにはいかないだろうと考えられます。

どこかで妥協することになると思いますが、どういうシナリオが考えられるでしょうか。

①TPPからの離脱
②農産品も含めた完全自由化

自民党は、聖域なき自由化には反対と言っていますから、これを守るとすれば、①もあり得ます。
しかし、組織も個人も長所を伸ばすことが生き残りの鉄則であることを考えれば、①を選択して輸出競争力を失うというシナリオへ進むことはできないんじゃないかと思います。

①も②も両極端なシナリオであり、現実はその中間のどこかという決着になるかもしれませんが、おそらく確実にどこかの業界は貧乏くじを引くことになるだろうと思います。

全員がハッピーというシナリオは望めないと思います。
政府はどんな判断をするのでしょうか。

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【ヤバい！】暑すぎる夏

ヤバいと言ってもいいくらい暑い日が続いています。

毎日どこかで誰かが熱中症で倒れているという有様です。

そこで心配になってくるのは、

夏の高校野球です。

出場する選手もそうですが、それ以上にスタンドで応援する他の生徒が心配です。

最近の夏は、以前に比べて確実に暑くなっていると思いますし、その上、多くの学校がエアコンを使うようになってきましたので、暑さに対する耐性が弱くなっているように思うのです。

今日も、中学生が体育の授業中に倒れて救急車で運ばれたというニュースがありましたが、これはそのことを如実に物語っています。

■参考
体育の持久走で熱中症、中学生１８人搬送

一部では、高校野球をナイターで開催したらどうかという意見があるそうですが、真剣に検討すべきときが来たように思います。

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残業のない社会に

会社員の長時間労働が問題になっています。

■過労死

と検索すると、様々な事例がヒットしますが、こうした事例を見聞きするたびに、

（俺たちは奴隷じゃねえぞ）

と叫びたくなります。

ある労務に関するセミナーを受けた際に聞いた話ですが、残業時間が80時間を超えてくると、睡眠障害等、何らかの身体的な異常が現れやすくなるそうです。

命を削って働いている、というと何だか美談のようにも受け取れてしまいますが、何かあってからでは手遅れです。

また、長時間労働を強いられている労働者当人にも問題意識がないようなところがあるように思われます。

たとえば、

「最近、帰りは毎日終電だよ。参っちゃうね」

と言いながら、その表情はまんざらでもなく、どちらかと言えば、俺はこんなに長い時間働いているんだぜ、というのを誇示したいというような人がいるような気がしています。

「へーそりゃすごいね」
「大変だね」

とか言われたいからなのか、よくわかりませんけど、少なくともそんなのすごくもなければ、かっこよくもありません。

このとき、聞き手は同情すべきではないのです。

「このままいったら、死ぬよ」
くらい大げさなことを言ってやった方が、当人のためにはいいような気がします。

本当に何かあってからでは手遅れなのですから。


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【夢のまた夢！？】マイホーム

20〜30代の間でにわかにマイホームを買う動きが増えてきている、という新聞記事がありました。

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■若年層も「今でしょ」高まるマイホーム熱
（2013年7月7日 北國新聞）

北陸でマイホーム取得熱が一気に高まってきた。需要の牽引役は３０～４０代が中心のようだが、２０代から３０代前半にかけての若年層にも動きが出ているようだ。消費税増税の「駆け込み需要」が今後本格化するとみられる中、週末の住宅展示場に足を運ぶと、「今でしょ」とばかりに家探しに励む家族連れらでにぎわっていた。

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増税前の駆け込み需要が影響しているとのことですが、この記事を見て、私は、

（本当かよ）

と思いました。

若い世代が家を買うには、大半が住宅ローンを頼ることになると思います。
そして、その返済は20〜30年続くことになります。

私にはとてもムリです。

住宅ローンを組む際は、現在の収入を拠りどころとして、将来の返済能力を予測することで成立します。
今、これだけの収入があるのだから、将来も心配ないだろう、という感じかと思います。

しかし、現在の収入が10年後にも同じようにあると言えるでしょうか。
昭和の頃であれば、その点に大きな問題はなかったかと思いますが、今は余りにも不透明です。

不透明すぎます。
よく銀行も貸せるものだなと思うほどです。

今の若い世代が将来を余りにも楽観視しているとしたら、ちょっと心配です。


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反対へ進んでいる

私の予想では、これから日本は大変なことになるだろうと思います。

■大変なこと

と言いますと、非常に漠然としていますが、少なくとも皆が一様に一定の収入を得て安定した生活を送るのはおそらくムリだと思われます。


日本経済新聞に以前掲載されていた記事によりますと、

35〜44歳のフリーター数は50万人を超えたそうです。


仮に、彼らの時給が1,200円だったとして、1日8時間、年間250日働いたとすると、

年収は240万円です。

一方、同年代で正社員として働いている人は、今のところその倍近くはもらうことができていると思います。

2倍違ったら生活レベルにも相当の差が出ることは推して知るべしです。

この傾向はまだ続くと思われます。

いろいろな人が格差をなくそうと言って活動しているにもかかわらず、実態はその逆へ進んでいます。


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