中国は日本と同じ道をたどるのか

中国の大気汚染が深刻化しているようです。

これはかつての日本を彷彿とさせます。
私が小学生の頃は光化学スモッグ警報が出たりして、外で遊んではいけませんと言われたものでした。

高度経済成長と公害という日本が経験したのと同じ道を中国も進んでいるということです。
しかし、中国は規模が大きい分、深刻度合いは日本の比じゃないでしょう。

中国のことだから関係ない、と思うかもしれませんがこうなった責任は日本にもあると思います。
環境を顧みずに経済発展を優先させれば早晩このような事態になることは既に経験して知っていたのですから、もっと強く警告を発すべきでした。

これから中国は原発を増設し、さらなる発展を目指すといいます。
もし、中国が日本と同じ道をたどるとなれば、中国でも原発事故が起こるリスクが高まると考えられます。

脱原発依存の問題は、日本国内だけで議論しても意味を持たなくなるかもしれません。
中国を含めた近隣諸国との関係においては、自分たちの利益を追求するのはもうやめて、共通の課題に一緒に取り組んでいくタイミングにきていると思います。


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大風呂敷を広げよう｜小さな風呂敷では小さなものしか包めない

非現実的で大げさな話をしたり計画したりすることを大風呂敷を広げるといいますが、私は大風呂敷を広げることに賛成します。

若者には大風呂敷を広げてほしいです。
途方もないことに挑戦してもらいたいです。

やっぱりその方がおもしろいと思うからです。

最近は出世を望まない若者が増えているらしいですが、たった一度の人生ですよ、本当にそれでいいのでしょうか。

手堅く小さな風呂敷を広げて生きていくのも悪くはありません。
ただし、小さな風呂敷ではやはりそれ相応の大きさのものしか包めないということを知っておいてほしいと思います。

要するに自分の限界を低く設定してしまっているということです。
自分の限界を低く設定してしまったために、もっと大きな風呂敷を広げていれば手に入れられたはずの成功を逃してしまうことになりはしないでしょうか。

私は自分で自分に限界なんか作りません。
どこまでも突き進んでいきたいと思います。
大風呂敷広げちゃいます。


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ガソリンスタンドの末路

ガソリンスタンドの閉鎖が相次いでいます。

数日前にも近所のスタンドが潰れているのを見かけました。

どうしてかと言えば、自動車の燃費性能が向上したために燃料が売れなくなったためです。
車の燃費が良くなれば消費者にとっては家計が助かりますし、環境にも優しいということでありがたいことですが、その一方で燃料を売るガソリンスタンドにとっては生活が脅かされることになります。

この流れは今後も続いていくでしょうし、少子化に加え若者のクルマ離れという要因もあって、少なくともガソリンスタンドの売上が増えていく要素は残念ながら見当たりません。

そして、セルフ式のスタンドが増えたことによって、セルフ式を導入する資金のない零細スタンドは対抗することができなくなって市場から姿を消すという流れになっています。

やがて零細スタンドが淘汰されれば、セルフ式のスタンドも安泰ではなくなる可能性があります。
最近、喫茶店やコンビニを併設しているスタンドを見かけますが、そうやって別の付加価値を提供することが生き残りのカギになってくる気がします。

あと、都市部よりも自動車依存度の高い地方の方が生き残れる可能性が高いと思います。
これは他の業界とは違った傾向と言えます。

ちなみに、全国石油協会のサイトに掲載されているデータによりますと、平成17年には全国で47,584件あったガソリンスタンドが平成23年には37,743件と1万件近く姿を消してしまっているということです。

■参考
社団法人 全国石油協会
http://www.sekiyu.or.jp/index.html



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経験者を採用しない

企業の求人情報を見ていますと、応募条件として「実務経験○年以上」と但し書きされているのをよく見かけます。

いわゆる経験者採用です。

経験者は業界の共通言語が備わっていますし、実際の仕事もある程度わかっているので、一から教える手間が省け、正に即戦力となって働いてくれることでしょう。

しかし、悪い面がない訳ではありません。

それは、経験者は既にその業界の慣行に染まっているために新しい発想が生まれにくいということです。
もちろん例外はあるでしょうが、確率論で言えば経験者よりも異業種から来た未経験者を採用した方が新しい風が入ると思います。

変革を求めるなら未経験者を採用すべきです。

また、教育の手間が省けることが経験者を採用するメリットだと先程述べましたが、これは既存の社員の成長にとってはむしろマイナスかもしれません。

未経験者を採用すれば、当然何から何まで教えなければなりませんが、教えるという行為は最も成長を促すからです。

そう考えると、未経験者を採用したからといって、それで既存の社員の成長が期待できるなら総合力は経験者を採用するのとそう変わらないと見ることもできそうです。

実際それを意図しているのかこんな会社があります。

中央タクシー株式会社

タクシー業界は経験者の採用が多いと言われており、かなり異色であります。

■経験者お断り

とあからさまに書かれている求人広告を私は初めて見ました。
（反対に経験者歓迎はとてもよく見かけます）


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売り物で勝負するか売り方で勝負するか②

（昨日の続きです）

■昨日の記事


韓国に限って言えばウォン安の恩恵を受けた面もあるでしょうが、総じて海外勢の製品が日本製品と遜色ないレベルに高まったことが要因と考えられます。

大して変わらなくなってしまったということです。

そうなりますと、製品自体のアドバンテージはなくなったも同然であり、マーケティングすなわち売り方が勝負の行方を左右することになろうかと思います。

液晶テレビに関して言えば、韓国メーカーは非常に巧みだったと言えるのではないでしょうか。

ただし、ある特定の部品といったマニアックな製品では相変わらず日本企業が高いシェアを持っている場合があります。
そのような企業は、売り物で勝負していっても構わないと思いますが、だんだん少なくなっていくだろうと考えられます。

これから私達はどのように売っていくかということを真剣に考えねばならないでしょう。

ブルーレイが登場して何年か経ちましたが、私は未だにブルーレイの映像を見たことがありません。
友人でブルーレイプレーヤーを買ったという話も聞いたことがありません。

よい製品が必ず売れるという時代ではなくなってしまったということなのだと思います。
売り物以上に売り方を重視することが肝要と言えそうです。

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