勉強しないと大変なことになるよ

現代は娯楽で溢れています。


遊園地などのアミューズメント施設は全国各地にありますし、家にはテレビがあります。

最近ではスマホのゲームもそれに加わったでしょうか。

これらの娯楽が勉強の妨げになっているのは間違いないでしょう。
現代は、かつてないほど勉強がやりにくくなった時代であると言えます。


その一方で、現代ほど勉強できる環境もまたありません。

書籍はかつてないほど安く手に入るようになりましたし、ITの進歩によって今ではスマホで講義を受講できるようにさえなっています。

勉強したい人にとっては、これほどありがたい環境はないでしょう。

この一見矛盾するような、勉強しやすい環境と勉強しにくい環境が共存しているのが現代の特徴であります。


これが意味するところは、

■勉強する人はとことん勉強するし、勉強しない人はとことん勉強しない

ということかと思います。


畢竟、勉強の格差はますます広がることになります。

そしてそれは経済格差をも広げることになると思います。


世界的に見れば、まだ格差は小さいと言われている日本ですが，ここ最近にわかに格差が広がっていると考えられている背景にはそのようなことがあるのかもしれません。




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それだけ勉強しても成功しない

世の中には専門家と呼ばれている人が大勢おります。

当然ながら、その専門分野に関しては秀でたものを持っているわけでありますが、現代においては、それだけでは成功できないだろうと思われます。


例えば、私の属する会計士・税理士の業界についていえば、

会計と税のことだけわかっているだけでは勝負になりません。

他の分野にもそれなりに精通していないと、持ち前の専門能力を活かすこともできなくなっているからです。


といいますのも、今やあらゆる分野が複雑に絡み合っていて、１つ１つ切り離して考えることに意味がなくなっていると思うからです。


例えば、私の業界でいいますと、ITの知識は欠かせないものとなりました。
今や手書きで確定申告書を書くことは皆無と言っていいと思います。

ところが、ITは試験に受かるために必要なスキル（試験科目）にはなっていません。

よって、ITを知らなくても専門家になることはできます。
しかし、それで成功することはまずないでしょう。


このような例は他にも挙げることができますし、これからますます増えていくと考えられます。

いろいろなことを幅広く学んでいかないと、専門家といえども食っていけない時代になっていると思います。




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成果はすぐに出ない

努力して、その成果がすぐに出るというのは稀です。

なかなか結果が出ないために、中途で諦めてしまう人が続出するのです。


しかし、実際には結果が出ない間も経験値は積み重なっていて、ふとした瞬間に一気に花開くものなのです。

結果が出ない間も、着実に進歩していると自分に言い聞かせて粘り強く続けることが大切です。


成果はすぐには出ないと心得ましょう。


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誘惑に負けないために

勉強で最も大切なことは続けることではないでしょうか。


■勉強を続ける

口で言うのは簡単ですが、実はこれが最も難しいというのは誰もが理解しているところかと思います。


現代は誘惑に溢れています。
遊ぶ場所はどこにでもあり、移動も容易です。

それでいて、周囲にいる人間が、自分と同じように勉強して成功してやろう、という気持ちを持っている訳ではないので、そういう人達が楽しそうに遊んでいる様子を見聞きすれば、その誘惑に負けてしまうということは、当初相当なモチベーションを持っていたとしても起こり得ることだと思うのです。


特に最近ヤバいと思うのはfacebook等のSNSです。

容易に友達の近況を知ることができますし、大体みんなどこかへ行って、美味しいものを食べたり、楽しんでいる様子をアップしますので、地味に勉強をしている身分の者にとっては、

（いいなあ）

という気持ちになるのもやむを得ないことではないかと思います。


ところで、今、私には弟子が一人ありまして、目下某国家試験に向けて勉強中です。

毎日勉強しています。
遊ぶ時間はゼロです。

その一方で、彼の同級生らは、彼女とデートしたり、仲間と飲みに行ったり楽しいことをしているわけです。


どこか山奥にでも籠らない限り情報をシャットアウトすることなどできやしませんから、どうしたって耳に入ってきます。

辛いだろうな、と思います。


私も同様の経験をしている身でありますので、その先には素晴らしい未来が待っていると伝えてはいるのですが、そのことはゴールにたどり着かないと実感できないという面があるのも事実です。

ですから、毎日葛藤の連続だと思います。


誘惑に負けないために、私のような他人から声をかけることも多少は効果があると思います。

しかし、最終的には自分自身の内側から「諦めるな」というボイスが湧き上がってくるかどうかにかかっていると思います。


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まずは国語

学校の勉強の中で1番重要な科目は何か、問われたならば、

国語だろうと思います。


世界的に評価を受けている日本の文化は幾つも挙げることができると思いますが，その最たるものは言語、すなわち日本語であると思うからです。

日本の伝統的文化を守っていかなければならない、という考えは多くの人に共通の認識としてあるかと思いますが、その中でも最も大切にすべきものは日本語であると私は思います。


そのような考えから、国語が1番重要な科目であるという立場なのですが、実際的な面においても国語の勉強が最も重要であると考えます。


といいますのも、例えば国家試験があります。
当然のことながら、日本語で出題されます。


合格に値する答えを導くためには、問題の趣旨をよく理解しなければなりません。
日本語の読解力が求められるということです。


試験に何度も挑戦して、それでもなかなか合格に至らないという人は、そもそも問題を理解する力、すなわち国語力に難がある場合が少なくないように思われます。

何度も挑戦しているにもかかわらず、結果が出ていないという人は、回り道かもしれませんが、国語の勉強からやり直すことをお勧めします。


あと、通訳という仕事も、外国の言語以上に日本語の能力が重要ということはよく知られていることかと思います。

日本語がわかっていなければ、そもそも翻訳できないという話ですから当たり前と言えば当たり前の話です。


これから資格試験にチャレンジしようと考えている人は、その勉強を始める前に、あるいは並行して国語の勉強からやり直してみるのがいいと思います。

逆に言えば、国語力があるというのは相当なアドバンテージになると思います。


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