榊原慎太郎の入院生活④｜絶食で一夜を過ごす

（昨日の続き）

■３月１６日（月）

PM3:00　 手術終了

麻酔がまだ効いており身動きがとれないため、今度はベッドに横たわったまま看護師さんに連れられて病室へ戻りました。

仰向けの状態で廊下を移動するとやたらと速く動いているように感じます。

「今どのくらいのスピードですか」

と思わず看護師さんに聞いてしまったほどです。

「とってもゆっくり歩いています（笑）」

と返されたとき、私もちょっとニヤッとしてしまいました。

さて、病室へ戻りました。


このとき、最後に食事をしてから20時間、最後に飲水してから9時間が経過していました。
そこからさらに一晩は絶食、絶飲となります。

手術で口がカラカラに乾いてしまったので、口をゆすぐことだけは許されました。

起き上がれない状態なので吸飲みをあてがわれてチョロチョロとお水を吸って、受け皿に吐き戻すというふうに行われました。


では、ここからはダイジェストでお伝えします。

PM3:30　 検温と血圧測定

徐々に下半身が動くようになってくる。

このときの体温　36度8分


PM4:30　 検温と血圧測定

麻酔のしびれがかなり解消される。

このときの体温　36度9分

この間は調子も良く本を読んで過ごす。


PM5:30　 総回診

大学病院ではないので教授ではないはずですが、診療科のボスと見られる人物が医師団を引き連れてやってきました。


PM6:30　 検温と血圧測定

麻酔のしびれはほとんど消える。

このときの体温　38度6分

手術の影響から発熱。
麻酔から解放されたのも束の間、新たな試練が襲う。

こうなると本を読む余裕はなくなる。

寝返りを打つことはできるが、起き上がることはできない。
もちろん、トイレにも行けない。


PM7:00　 絶食から24時間経過

（何年振りのことだろうか）

と心の中でつぶやく。


PM8:00　 面会時間終了

病棟は静けさを増す。


その後、何度か看護師さんが検温と血圧測定に訪れる他は起きたり眠ったりを繰り返す。


PM10:00　消灯

ここからが長かった。



（明日に続く）

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