休日があるのは豊かになったから

休日は仕事とは離れてリフレッシュする、という考え方は戦後から浸透したものと考えられます。

というより、昔は休日という概念自体あったのでしょうか。


農家が圧倒的多数だった時代は、休日が定まっている人は少数だったと思います。


「今度の日曜日映画でも行こうよ」

という話は出てこないわけです。


スケジュールは天候によって左右されますし、そもそも休める日なんてほどんどなかったと思います。（悪天候の日も農具の手入れとかあったはずです）


ところが、今や多くの人が休日を謳歌しています。

それはひとえに国民全体が豊かになったからと言えそうです。


毎日働かなくても生活できるほど豊かになっているから、休日を楽しむことができるということです。

ここがポイントです。


豊かだから休めるということは、

■豊かでなければ休めない

ということでもあります。


私が今心配しているのは、豊かじゃないのに休んでいる人があるのではないかという点です。


経済は成熟期に入り、全員が豊かになれる時代は終わりました。

そうであれば、休日に対する考え方も相応に変わっていかなければならないのに、未だに週休２日という考え方が根強く残っているように見受けられます。


明日に続きます。


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