警笛鳴らせ

この道路標識を見たことがあるでしょうか。


この標識が設置してある場所を私は1箇所しか見たことがないのですが、

これは、

■警笛鳴らせ

という道路標識でして、ここで警笛（クラクション）を鳴らしなさいという意味です。

見通しが悪く、加えて対向車とのすれ違いが困難な場所等に設置されているようです。

安全のために、自車の存在を知らせるためにクラクションを鳴らすのです。

クラクションについて、道路交通法では以下のように規定されています。


■第54条
車両等（自転車以外の軽車両を除く。以下この条において同じ。）の運転者は、次の各号に掲げる場合においては、警音器を鳴らさなければならない。
一 　左右の見とおしのきかない交差点、見とおしのきかない道路のまがりかど又は見とおしのきかない上り坂の頂上で道路標識等により指定された場所を通行しようとするとき。
二 　山地部の道路その他曲折が多い道路について道路標識等により指定された区間における左右の見とおしのきかない交差点、見とおしのきかない道路のまがりかど又は見とおしのきかない上り坂の頂上を通行しようとするとき。
２ 　車両等の運転者は、法令の規定により警音器を鳴らさなければならないこととされている場合を除き、警音器を鳴らしてはならない。ただし、危険を防止するためやむを得ないときは、この限りでない。


この条文によりますと、道路標識等により指定された場所以外でクラクションを鳴らすことは、危険を防止するためにやむを得ない場合に限られるとされています。

単に、

「どけ！邪魔だ！」

というニュアンスでクラクションを鳴らすことは想定されていないのです。


しかし、現実には「どけ！邪魔だ！」という使われ方が多いのではないでしょうか。

この使い方は、誤った使い方であるということは知っておいてほしいと思います。


また、電車がプラットホームに接近する際にも警笛が鳴らされることがあります。

当然列車の接近を知らせるためです。

多くの人にとっては目で確認できますから、わざわざ鳴らさなくてもいいんじゃないかと思うかもしれませんが、電車を利用する人は全員目が見えるとは限りませんので、目の見えない人のために音によって列車の接近を知らせることは必要なことであると私は解釈しています。

うるさいとか思わないでほしいものです。


↓応援のクリックまたはタップをお願いします。


人気ブログランキングへ

いつもありがとうございます