人材がコモディティ化している

商品のコモディティ化とは、品質や機能において大差がなくなることをいいます。

たとえば缶ビールは、グラスに注がれた状態で出されますと、どの銘柄なのか私には判別できません。

こうした傾向は私達の生活を取り巻く商品全般に言えると思いますが、
モノだけでなくヒトにもそれが起こっているのではないか、

というのが今日のお話です。

現在はまた改められましたけど、ゆとり教育が提唱されたのも、そもそもはそんな危惧があったからだと考えられます。

皆一様に義務教育を受け、大半が高校にも行きます。
しかも、どの家庭にも機能面で異ならない家具や家電があり、生活環境にもほとんど違いがありません。

細かく見ていけば違いはあるものの、大筋が似通っていればやはり似通った人格が形成されるだろうと思われるのです。

ここ最近、グローバル化により、私の周囲では英語を学習する者が増えています。
結構なことだと思うと同時に、グローバル化⇒英語というのはあまりに単純ではないか、とやや唖然としています。

（おいおい、違うことやる奴はおらんのか）
と問いかけたいです。

似たような発想しか生まれないのは、やはりコモディティ化していると言えるのではないでしょうか。

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