坐禅はリラックスしてやるものではない

坐禅に関心のある人が増えています。

私は近所のお寺にて、毎月１回開催される坐禅会に参加しておりますが、その中で初めてという人が数人ほぼ毎回見受けられます。


どのような動機で坐禅をやろうと思ったのかは様々でしょうが、私の場合は、

■心を落ち着かせたかったから

というのが動機です。


その目的を果たすのに、坐禅は十分な効用があると考えておりますが、

坐禅中はそれなりの緊張感が伴います。

決して楽ではありませんし、ましてリラックスできるとは考えない方がいいでしょう。

坐禅とはそもそも僧侶の修行のために行っているものですから。


いわゆる癒し、ヒーリングという意味でのリラックス効果を求めるのなら、坐禅は不適当と思います。


坐禅中は動いてはいけませんし、背筋を極限まで伸ばします。

この背筋を極限まで伸ばす、ということに関して、かなり強く意識しないとたちまち丸くなってしまいます。

その点で、決してリラックス状態にはなりません。

ただ、それだけに終わった後は、少なからず達成感があります。

その達成感が日常生活に戻ったときに、良い影響を与えるのだろうと思います。


坐禅にリラックス効果があると謳うサイトを見かけますが、それは間接的なものと理解した方がいいと思います。




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