カーナビは便利だが結構高い

カーナビという道具が大衆に出回るようになったのは、私が高校生の頃、１５年くらい前だったと思います。

国語の先生が新車を買ったという話になり、

「カーナビを付けました」

と誇らしげに話していたのが記憶に残っています。

今では当たり前のようにカーナビ搭載の車を見かけますが、当時はまだ少数派だったと思います。

また、その性能は今とは比べ物にならないほどお粗末なものでした。
地図データにCD－ROMを使っていたため、データ量が余りにも少なかったからです。

それから２０００年代に入り、DVD規格のカーナビが登場し、データ的には概ね満足できるレベルになったと思います。
そして、タッチパネルが導入されたことでカーナビの使い勝手が一気に高まりました。

普通の携帯電話からスマートフォンへと進化したようなことが、先にカーナビにおいて行われたといってもいいかもしれません。

これまでのリモコン式は市場から姿を消し、タッチパネル式が主流になっていく過程で、全体の普及も加速していったと思います。

現在は、データ面ではさらに大容量化し、スマートフォンとの連携など、多機能化が進んでいます。

ますます便利になっているという印象ですが、では本当に必要なの！？というところはよく考えてほしいと思います。

実際、カーナビを使う機会が年にどれだけあるでしょうか。

サラリーマンが新規顧客を訪問する場合なんかは毎日のように使うかもしれませんが、家庭用では年に数回という感じではないでしょうか。

車で出かけるほとんどが通勤や買い物など、カーナビを使わなくてもいいケースだと思います。

メーカー純正のカーナビを付ける場合、少なく見積もっても10万円は下らないと思います。
それに見合う活用ができるかどうか、ご自分のライフスタイルとよく照らし合わせてほしいと思います。

「カーナビを付ければ出かけたくなりますよ」

というのは営業マンの常套句であります。


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