助け合いの気持ちを表に出そう

既に私が生まれた頃は高度経済成長を果たし、物質面では十分豊かになっていたと思います。
その後も技術はさらに進歩し、生活はますます便利になりました。

技術や経済の発展は人々の生活を便利にさせましたが、それは人の助けを不要にする方向性を持つものでもあったと思います。

他人に迷惑をかけないで自らの責任で完結することは、素晴らしいことだと思いますが、その一方で人と人との結びつきは弱まったように感じています。

“おすそわけ”という習慣は、都市部ではもう皆無といってもいいかもしれません。

2005年には「個人情報の保護に関する法律」が施行されましたが、これは、人は信用できない、というのを前提としているようで悲しくなります。

東日本大震災があって、絆や助け合いという言葉が注目されるようになりましたが、これらは元々日本人が持っていた気質であると思います。

私達もこれらを受け継いでいる訳ですから、これからはもっと表に出していくべきだと思います。
相互不干渉を良しとする風潮は変えていくべきだと思います。

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