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魂の叫び―11歳の殺人者、メアリー・ベルの告白
魂の叫び―11歳の殺人者、メアリー・ベルの告白


この本は1968年にイギリスで起こった殺人事件について書かれています。
サブタイトルにもありますとおり、事件当時犯人は11歳でした。

本人も含め、加害者に関わってきた人達の取材記録を基に、事件の背景に迫った内容となっています。

Amazonのレビューでは、著者は加害者に肩入れし過ぎており、被害者に対する配慮がない、といった意見がありました。

確かに、読んでみますとそう感じることはあるかもしれません。
しかし、著者としてはそれは無理からぬことではないかと思われます。

もし、著者が被害者の側に立っていたらどうなるでしょうか。
当然加害者を敵視することになります。

そういう人に対し、加害者は本音で話してくれるでしょうか。
というより対話自体が実現しなかったでしょう。

加害者本人から話を聞く以上、少なからず理解や同情を加害者に対して示さなければ対話がうまくいくはずはないと思います。
これは誰に対して話を聞くときでも同じだと思います。

したがって、本書はあくまでも加害者にスポットを当てていると知った上で読んでもらいたいと思います。

さて、ここから私の感想を書いて参りたいと思います。

一通り読んでみて感じたことは、1968年の事件ですからかなり前のことではあるのですが、昔のことだから今は関係ないとはとても思えなかったということです。

現代でも十分に起こりえるという危機感を感じました。

今、子供たちを取り巻く環境は問題だらけです。

■いじめ

■虐待

こうしたフレーズが新聞に出ない日はないというほどです。
本書では、少年犯罪は彼らの生活環境が影響していることを示唆しています。

歪んだ生活環境、とりわけ異常な親子関係は悲劇的な精神状態を生み出すことになるということを本書は示しています。

私も、なんにもない子どもが凶悪な犯罪を犯すことはないと思っていますから、この論旨には納得がいきます。

そういう点で、意外性はあまりなかったと言えます。
しかし、加害者の刑務所内での生活など、興味をそそられる点もあり、考えさせられる点も多かったという意味では一押しの一冊です。


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榊原慎太郎
自己紹介:
1980年生まれ
神奈川県横須賀市出身
好きな料理は鯖の味噌煮
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営業職のサラリーマンを経て、
公認会計士試験に合格後、会計事務所での勤務を経て2020年8月1日に独立開業

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