あなたの人生を応援します。そんなメッセージを伝えるために、公認会計士であり、ライフスタイルサポーターを自称する筆者が日々の生活で感じたことや、お役に立ちそうな情報をお話しています。
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※本日の記事は『税金』に関する記事です。
税金に興味のない方、または既に税金についてご存知の方は読まない方がいいと思います。
その他の話題については、他のカテゴリーからご覧頂けますのでよかったらアクセスしてください。なお、以下は記事の作成日現在の情報に基づいておりますことをご了承願います。
榊原慎太郎
昨日のお話の続きとして今日も以下の表をご覧頂くことにしましょう。
所得税の税率です。
所得金額に応じて税率が変わっているのがわかります。
ただ、この表を見る限りでは一つの疑問が浮かんできます。
税率が変わる境界線付近の人はどうなるのか、という疑問です。
たとえば、税率10%と20%の境界線は330万円となっています。
そのとおりに解釈すれば330万円を1円でも超えれば20%の税率が適用されるということになりそうですが、どうなのでしょうか。
もしそうだとすれば、所得が331万円の人よりも330万円ちょうどの人の方が有利という結果になってしまいます。
苦労して1万円多く稼いだのに、持って行かれる税金が増えてかえって損をするなどということがあるのでしょうか。
税金に興味のない方、または既に税金についてご存知の方は読まない方がいいと思います。
その他の話題については、他のカテゴリーからご覧頂けますのでよかったらアクセスしてください。なお、以下は記事の作成日現在の情報に基づいておりますことをご了承願います。
榊原慎太郎
昨日のお話の続きとして今日も以下の表をご覧頂くことにしましょう。
所得税の税率です。
所得金額に応じて税率が変わっているのがわかります。
ただ、この表を見る限りでは一つの疑問が浮かんできます。
税率が変わる境界線付近の人はどうなるのか、という疑問です。
たとえば、税率10%と20%の境界線は330万円となっています。
そのとおりに解釈すれば330万円を1円でも超えれば20%の税率が適用されるということになりそうですが、どうなのでしょうか。
もしそうだとすれば、所得が331万円の人よりも330万円ちょうどの人の方が有利という結果になってしまいます。
苦労して1万円多く稼いだのに、持って行かれる税金が増えてかえって損をするなどということがあるのでしょうか。
答えはもちろんNOです。
そんな理不尽なことにはなりませんのでご安心ください。
実は以下のようなカラクリになっております。
所得331万円の人に適用される20%の税率は330万円を超えた部分だけ、つまり1万円にしか適用されません。
よって、331万円の人の方がかえって損をするという逆転現象は起こらないようになっています。
また、このことから、最高税率(40%)が適用される高額所得者についても、所得のすべてに40%課税される訳ではないということです。
たとえば、所得金額2000万円の人は以下のようになります。
195万円(5%)⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒9万7500円
195万円~330万円、すなわち135万円(10%)⇒⇒⇒⇒⇒13万5000円
330万円~695万円、すなわち365万円(20%)⇒⇒⇒⇒⇒73万円
695万円~900万円、すなわち205万円(23%)⇒⇒⇒⇒⇒47万1500円
900万円~1800万円、すなわち900万円(33%)⇒⇒⇒⇒⇒297万円
1800万円~2000万円、すなわち200万円(40%)⇒⇒⇒⇒⇒80万円
合計 520万4000円
このように、所得金額に応じて段階的に税率が変わることを累進課税制度といい、わが国では超過した金額についてのみ累進税率が適用される超過累進課税制度を採用しています。
明日は所得の種類について見ていきたいと思います。
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そんな理不尽なことにはなりませんのでご安心ください。
実は以下のようなカラクリになっております。
所得331万円の人に適用される20%の税率は330万円を超えた部分だけ、つまり1万円にしか適用されません。
よって、331万円の人の方がかえって損をするという逆転現象は起こらないようになっています。
また、このことから、最高税率(40%)が適用される高額所得者についても、所得のすべてに40%課税される訳ではないということです。
たとえば、所得金額2000万円の人は以下のようになります。
195万円(5%)⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒9万7500円
195万円~330万円、すなわち135万円(10%)⇒⇒⇒⇒⇒13万5000円
330万円~695万円、すなわち365万円(20%)⇒⇒⇒⇒⇒73万円
695万円~900万円、すなわち205万円(23%)⇒⇒⇒⇒⇒47万1500円
900万円~1800万円、すなわち900万円(33%)⇒⇒⇒⇒⇒297万円
1800万円~2000万円、すなわち200万円(40%)⇒⇒⇒⇒⇒80万円
合計 520万4000円
このように、所得金額に応じて段階的に税率が変わることを累進課税制度といい、わが国では超過した金額についてのみ累進税率が適用される超過累進課税制度を採用しています。
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HN:
榊原慎太郎
HP:
自己紹介:
1980年生まれ
神奈川県横須賀市出身
好きな料理は鯖の味噌煮
好きな果物はバナナ
営業職のサラリーマンを経て、
公認会計士試験に合格後、会計事務所での勤務を経て2020年8月1日に独立開業
2017年よりふんどしを愛用
メッセージは以下のリンクよりお気軽にお送りください。
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