あなたの人生を応援します。そんなメッセージを伝えるために、公認会計士であり、ライフスタイルサポーターを自称する筆者が日々の生活で感じたことや、お役に立ちそうな情報をお話しています。
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企業の決算発表が相次いでいます。
特にクローズアップされているのは、円安効果で業績が上向いた企業です。
なぜ円安になると業績が良くなるのでしょうか。
今日はその仕組みを見ていきたいと思います。
(すでにご存知の方は、以下は読まなくていいと思います)
特にクローズアップされているのは、円安効果で業績が上向いた企業です。
なぜ円安になると業績が良くなるのでしょうか。
今日はその仕組みを見ていきたいと思います。
(すでにご存知の方は、以下は読まなくていいと思います)
例を一つ挙げましょう。
ある商品を米国の業者に10万米ドルで販売したとします。
当然のことながら、商品と引き換えられるのは10万ドルの米通貨です。
このときの為替レートは1ドル80円だったとします。
とすれば、日本円に換算すると800万円相当の売上ということになりますが、直ちには両替せずに米ドルのまま持ち続けたとしましょう。
やがて決算日が到来し、このときの為替レートが1ドル100円になったとしましょう。
そうしますと、保有する10万米ドルはこの時点で1,000万円相当の評価になります。
取引時より20円円安になったことで、1,000万円-800万円=200万円の利益が生じたことがわかると思います。
決算では、保有する外貨建て資産を日本円に評価替えしますので、実際に両替をしなくても評価差額200万円を利益として計上することになります。
以上が円安によって業績がよくなるカラクリです。
こうした現象をマスコミは盛んに報じている訳です。
しかし、実際には、
■業績が良くなっているように見える
だけに過ぎません。
上の例をもう一度考えてみましょう。
上でも申し上げましたが、決算では外貨建て資産を日本円で評価します。
それはつまり、実際に両替するかどうかは関係ないということを意味します。
この例では10万米ドルです。
決算日になったからといって10万米ドルそれ自体は何も変わりはしません。
何が言いたいのかといいますと、
決算では日本円に評価替えするために、あたかも10万米ドルを両替して200万円儲かったように見せているだけ、
ということなんです。
決算書に書かれている為替差益というやつは、
仮に今両替したらこれだけ儲かりますよ、
というのを示しているに過ぎないのです。
ですから、その儲けは実現した儲けではないのです。
幻想なんです。
だったら直ちに両替して実現させたらいいじゃないか、と思うかもしれません。
しかし、みんなが両替しに行ったらたちまち円高になってしまうでしょう。
そうなれば儲けも何もあったものじゃありません。
円安による恩恵は少しはあるのかもしれませんが、私達の生活に対しては報道されているほど大きな影響はないと心得ておくべきでしょう。
■榊原慎太郎の結論
円安で景気は良くならない
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ある商品を米国の業者に10万米ドルで販売したとします。
当然のことながら、商品と引き換えられるのは10万ドルの米通貨です。
このときの為替レートは1ドル80円だったとします。
とすれば、日本円に換算すると800万円相当の売上ということになりますが、直ちには両替せずに米ドルのまま持ち続けたとしましょう。
やがて決算日が到来し、このときの為替レートが1ドル100円になったとしましょう。
そうしますと、保有する10万米ドルはこの時点で1,000万円相当の評価になります。
取引時より20円円安になったことで、1,000万円-800万円=200万円の利益が生じたことがわかると思います。
決算では、保有する外貨建て資産を日本円に評価替えしますので、実際に両替をしなくても評価差額200万円を利益として計上することになります。
以上が円安によって業績がよくなるカラクリです。
こうした現象をマスコミは盛んに報じている訳です。
しかし、実際には、
■業績が良くなっているように見える
だけに過ぎません。
上の例をもう一度考えてみましょう。
上でも申し上げましたが、決算では外貨建て資産を日本円で評価します。
それはつまり、実際に両替するかどうかは関係ないということを意味します。
この例では10万米ドルです。
決算日になったからといって10万米ドルそれ自体は何も変わりはしません。
何が言いたいのかといいますと、
決算では日本円に評価替えするために、あたかも10万米ドルを両替して200万円儲かったように見せているだけ、
ということなんです。
決算書に書かれている為替差益というやつは、
仮に今両替したらこれだけ儲かりますよ、
というのを示しているに過ぎないのです。
ですから、その儲けは実現した儲けではないのです。
幻想なんです。
だったら直ちに両替して実現させたらいいじゃないか、と思うかもしれません。
しかし、みんなが両替しに行ったらたちまち円高になってしまうでしょう。
そうなれば儲けも何もあったものじゃありません。
円安による恩恵は少しはあるのかもしれませんが、私達の生活に対しては報道されているほど大きな影響はないと心得ておくべきでしょう。
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HN:
榊原慎太郎
HP:
自己紹介:
1980年生まれ
神奈川県横須賀市出身
好きな料理は鯖の味噌煮
好きな果物はバナナ
営業職のサラリーマンを経て、
公認会計士試験に合格後、会計事務所での勤務を経て2020年8月1日に独立開業
2017年よりふんどしを愛用
メッセージは以下のリンクよりお気軽にお送りください。
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