人にはバカにされていろ

多くの会社は、社是とか社訓といったものを作っていることと思います。

そんな中、以前筆者が訪問した会社で特に印象に残っている社訓があります。


■人にはバカにされていろ

というものです。


これは、その会社を訪ねて行った際、社内のフロアに掲示されていたものでありましたが、これを見て思わず、

（なるほど！）

と思ったのでした。

営業といいますと、社長をはじめそれなりの権限を持った人に相対することになるわけですが、特に社長などは自分に自信を持っている人が大半ですから、なるべく下手に出て、気分よく話をさせることが注文を獲得する上で重要になってくるでしょう。

反対に、彼らのプライドをくじくような態度に出れば、まず次のチャンスはないと言っていいと思います。

人は、自分より優れた人に対して嫉妬してしまうものです。
特にプライドの高い人ほどその傾向があると考えられます。

本当にバカにされてしまうのはよくありませんが、

ちょっと小バカにしてもらうくらいならば、関係を持続するにはかえって都合がいいかもしれません。

（あいつは頭は悪いがかわいい奴だ）

そんな認識にさせることができれば、かなりいいと思います。


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