どうなるのかTPP

TPP（環太平洋戦略的経済連携協定）の交渉に23日から日本も参加するそうです。

政府は、工業製品の関税撤廃を要求する一方、コメなどの重要な農産品は、関税をできるだけ維持したい考えだそうです。
（本日付読売新聞朝刊より）

この話を聞いて、本当にそのとおりに事が運ぶだろうか、と疑問を抱いたのは私だけではないかもしれません。

日本人から見ても、

（ちょっと虫がよすぎるんじゃないの）

と思ってしまいます。

交渉参加が遅れたことに加え、世間一般の論調では、日本の外交は弱腰と言われておりますから、多分思惑どおりにはいかないだろうと考えられます。

どこかで妥協することになると思いますが、どういうシナリオが考えられるでしょうか。

①TPPからの離脱
②農産品も含めた完全自由化

自民党は、聖域なき自由化には反対と言っていますから、これを守るとすれば、①もあり得ます。
しかし、組織も個人も長所を伸ばすことが生き残りの鉄則であることを考えれば、①を選択して輸出競争力を失うというシナリオへ進むことはできないんじゃないかと思います。

①も②も両極端なシナリオであり、現実はその中間のどこかという決着になるかもしれませんが、おそらく確実にどこかの業界は貧乏くじを引くことになるだろうと思います。

全員がハッピーというシナリオは望めないと思います。
政府はどんな判断をするのでしょうか。

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