大企業と中小企業⑥｜就職するならどっち

昨日まで、大企業と中小企業について、私なりに考えていることをお話しました。

（昨日までの記事は本文の最後にまとめてリンクしていますので、よかったらアクセスしてください）

今日は、現在または将来就職活動をする若い方に対して、どのような選択をすべきなのか、私の考えをお話したいと思います。


まず、大企業と中小企業、どちらがいいか、

という問いに対しては、


■その問いかけ自体意味のないものである


ということをお伝えしなければなりません。


大企業と中小企業それぞれに良い面があり、自分を成長させることができるかという観点で見ても、どちらにもその余地は十分にあります。

優劣をつけるのはまったくナンセンスと言っていいでしょう。


ただし、人によって大企業の方が向いている、中小企業の方が向いている、というのはあるように思いますので、以下でタイプ別にお話してみたいと思います。

■起業してみたいと思っている人

将来、起業したいと考えている人ならば、中小企業を選択するのがいいと思います。

というのも、自分で立ち上げる会社も最初は中小企業だからです。


また、中小企業であれば社長と日常的に顔を合わせることができます。
特に、社長自ら創業している場合、現実に起業を実現している人になりますので、いろいろなことを学べると思います。

この点、大企業では社長に会うことは非常に難しいです。
私が大企業にいた頃は、一度も会うことはありませんでした。

起業したい人は中小企業を選んだ方がいいと思います。
自分の数歩先を行っている人を間近に見ることで、夢はぐっと近づきます。


■スケールの大きな仕事をしたいと思っている人

現在の世の中には、大企業にしかできない仕事というのがあります。

鉄道や発電などのインフラ系や、世界を股にかけて原油等の天然資源の取引を行うというような仕事は、中小企業が参入するにはあまりにもハードルが高く、事実上大企業でないとできない仕事となっています。

大企業でないとできない訳ですから、この場合もはや選択の余地はありません。

上述した業種以外にも該当する業種はたくさんありますから、たとえ、とにかく大きいことをやってみたいという漠然としたイメージしかなかったとしても、そういう希望があるのならば、大企業を選択すべきです。

ただし、大企業に入りたければ学校の勉強をおろそかにすることはできません。


■特にやりたいことが見つかっていない人

明日お話したいと思います。


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