怒られるということ

怒られるというのはあまり気分のいいものではありません。

誰だって、できることなら怒られたくないと思っているはずです。


しかし、長い時間が過ぎて振り返ってみますと、

（あのとき、怒られてよかったな）

と思えるようなことが幾度となくあることに気付かされます。


それを思うと、怒られるという経験は決して悪いものではなく、時には人を成長させ、時にはいい思い出にもなる、そんなプラスの一面もあるということなのかもしれません。

最近は、学校の先生が子供に対してあまり怒らなくなったという話を聞きます。

■子供は褒めて伸ばせ

と最近では特に言われておりますが、それは、


■怒ってはいけない

ということではないと思うのです。


怒るべきときには怒るべきだと思います。


もし、一度も怒られることなく大人になってしまったとしたら、どんな人間になるでしょうか。
それはそれで不完全な人間になってしまうのではないかという気がいたします。


ちなみに私は新入社員の頃、上司に殴られたことがあります。

そのときは大変驚きました。

また、その後しばらく仕事をするのが嫌にもなりましたけど、今となってはよい思い出ですし、そういう経験が今の自分を支えているという自覚もあります。

最近は怒る人が少なくなっていると思いますので、もし、あなたの身近に怒ってくれる人がいるとすれば、それはとても貴重な存在であると思った方がいいです。


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