いつも影響を受けるのは末端の人々であるという驚愕の事実

日本人へ リーダー篇

最近、若い世代を中心に政治への関心の低さが言われております。

本書ではこの点に関し、鋭い指摘を加えています。


私は読んで思わず、

（そうだ、そうだ）

と唸ってしまいましたので、そのまま引用したいと思います。

（以下引用）
国の政治は、権力や財力を持つ人々が彼らの利益のみを考えてやるもので、われわれ庶民には関係ない、と思っている人が、多いのが投票率の低さの原因かもしれない。

しかし、それは思いちがいだ。

国の政治くらいわれわれ庶民の生活に直結していることはない、とさえも言える。


会社でも、破産でもすれば最も被害を被るのは、外資でもどこでも行き先に不足しない人ではなく、会社がつぶれようものなら行き場のない人々であろう。

ならば、会社の経営状態に誰よりも関心をもち、その向上を誰よりも願うのは、幹部社員ではなくて一般社員であるはずだ。

国家もそれと同じなのである。
（引用おわり）

この指摘は、的の中心をズバリ射抜いた指摘だと思います。

政治がどんな方向に進もうとも、それを決定する政治家や役人は、実はそんなに困らないのかもしれません。
その一方で、影響をモロに受けるのは私たち一般庶民だということです。


無関心でいることも一つの権利ですが、こうした事実を理解できれば、おいそれと無関心でいられるものではないと思います。


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仕事で使う能力には2種類ある

仕事で使う能力は2種類に分けられると思います。


それは、

①その職場でしか通用しない能力

と

②どの職場でも通用する能力

です。


終身雇用で、ずっと同じ職場で働き続ける場合には、両者を区別する意味はほとんどありませんでした。

しかし、人材の流動性が高まり、転職が珍しくなくなった現在では、この区別は重要であるように思います。

自分の思いとは無関係に、職場から放り出されることもある時代です。


どこへ行っても通用する能力を身につけたいものです。


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努力家とは欲張りなのだと思う

■努力している人


というのは、

何らかの目標を持っている人、

と言うことができると思います。


しかし、途中で挫折したり、いつの間にかやる気を失うということも往々にしてあることだと思います。
人生には様々な誘惑があり、その誘惑に打ち勝ってなお努力を継続するというのは容易なことではありません。

そんな誘惑に翻弄されることなく、努力を継続できる人というのはどんな人なのでしょうか。

最初に言ったとおり、努力するというのは、目標を持っていることが前提となります。

そして、目標というのは、

■欲しいもの

という言葉に置き換えることができると私は考えています。


例えば、ある国家試験に合格したい、という目標を掲げたとします。

それは、言い換えると、

■国家試験合格のステータスがほしい

ということになるでしょう。


欲しいものを手に入れるためには努力をしなければなりませんが、

結局のところ、それがどれだけほしいのかが努力の分かれ道になるのだろうと思われます。


それがどうしても欲しいと思えば、誘惑にも負けずに努力を継続できる可能性が高いでしょう。
反対に、欲しいと思う気持ちが弱ければ、やがて誘惑に負けていつの間にかそれを欲しいと思っていたのは過去の話ということになる可能性が高いです。

要するに、努力ができる人というのは、

欲しい

という気持ちが強い人なのだと思います。

欲張りだということです。


私も欲を出していこうと思います。


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頑張れる人は何が違うのか

■頑張っている人

といいますと、

朝早くから起きて、トレーニングしたり勉強したりする人を思い浮かべます。


そうやって努力している人というのは、単純にすごいなと思う訳ですが、他の人と一体何が違うのでしょうか。

私が考えた答えは以下になります。

①明確な目標があり、かつそのイメージが具体的である

②自己分析が明確になっている


①については、言うまでもありません。

目標がなければ頑張ろうという気持ちがそもそも生まれないからです。
それでいて、その目標に対するイメージが具体的であればあるほど、モチベーションは高まるでしょう。


②これがまたかなり重要だと思います。

正確な自己分析は、目標に対して何が足りないのかを明らかにしてくれますので、適切な手段を選択することにつながります。

適切な手段とは、自分に最も合った方法ということになりますので、継続性が期待できます。


頑張ろうとは思っていても、継続性がないという人は、自己分析に難があるかもしれません。



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自分は今どこにいるのか

航海で大切なことは、船が今どこにいるのか見失わないことです。

海図に目的地が記されていても、自分たちの位置が見当違いのところだったとしたら目的地にたどり着くことは不可能になります。

もう一つ例を挙げれば、現代はカーナビという便利な道具があります。

ただし、それが効果を発揮するためには、GPSでもって現在地が正確に把握できることが前提となります。

いずれも目的地にたどり着くためには、現在地を知ることが重要ということです。

これは人生においても同じではないでしょうか。

目標に対して、今の自分はどこにいるのか、

そこがわかっていないと誤った手段を選んでしまう可能性が高くなるでしょう。


絶えず自分の進捗状況を確認しておきたいものです。


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