時間を手に入れるために

昨日は、お金と時間のバランスを図式化し、幸福度との関係について考察しました。

今日も続けたいと思います。

以下は、昨日と同じ図です。


②に属する人が①に移るにはどうすればいいかというのが今日のテーマです。

②の人達というのは、収入が多いのはいいのだけれど、仕事が深夜まで及んだり、休日なのに呼び出されたりと、自分の時間がほとんど取れないという人です。

この人達が一番欲しいものは当然のことながら、時間です。

では、その時間を手に入れるためにどうすればいいかということになりますが、根本的な解決策は、仕事を変えることです。

しかし、仕事を変えると収入が減る可能性があります。
（②から③への移行）

収入を落とさずに空き時間を確保するとなると、実はなかなか厄介です。

収入とは、自分の能力に対する査定額ですから、結局のところ、相応の能力を持っているかどうかが問われます。

ですから、自分の能力を高めることが最大にして最高の対策となります。


しかし、②の人はそもそも時間がないので、スキルアップをするための時間さえない可能性もあります。

これが彼らを苦しめている最大の元凶かもしれません。
といってもそこから這い上がった人だけが①へ行けるのだと思います。



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お金と時間

幸せな生活を送るために、お金はある程度持っていた方がいいと思います。

しかし、お金をたくさん稼いでいても、必ずしも幸せでない人がいるのも事実です。

そこで、考えるべきもうひとつのファクターが時間です。

いくらたくさんのお金を稼いでいても、自由に使える時間がなかったとしたらおそらく幸福とは言えないでしょう。

意外にそういう人は多いと思います。

時間とお金の関係を図にしてみました。


横軸は右にいくほど、収入が多くなり、縦軸は、上にいくほど、自由な時間が多くなります。
すると、全員が①②③④のどれかに分類されます。

①は、収入が多く、かつ、自由な時間も多くあるという人です。
このゾーンに入っている人の幸福度はかなりの確率で高いと考えられます。

ビジネスオーナーや、不動産収入等の勤労以外からの収入源がある人に多いかもしれません。

しかし、全体的には少数派でしょう。


②は、収入は多いけれども、時間がないという人です。

このゾーンに入っている人は、いわゆる仕事に追われている状態の人が当てはまります。
ストレスを発散する場所もなかったりして、うつ病になったりするのもこのゾーンの人ではないかと思います。

収入が多い分、世間的な信用は高いのですが、そのためにかえって世間体を意識して見栄を張ったり、悩みを隠すような行動をとることが少なくないのかもしれません。


③は、収入は少ないけど、時間はそこそこあるという人です。

②とどちらが幸せかは意見の分かれるところかと思いますが、私の個人的な感覚ではこちらの方がまだマシのように思います。

収入は多くなくても、残業もなく自由な時間を多く確保できれば、ライフスタイルに対する満足度は高いように思います。

しかし、自活するのが難しいほど低所得の場合は、急激に幸福度は下がります。
このゾーンの人は、あらゆる層が混在しており、一律に評価するのは難しいです。

公務員のように超安定している人もあれば、失業中の人もあるからです。
（公務員は①に入れてもいいかもしれません）


④は、収入も少なく、時間もないという人です。

いわゆるワーキングプアと呼ばれる人が当てはまります。
このゾーンの人が増え続けているのが今の日本の現実です。

幸せについて考える余裕さえないという人もいると思います。

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収入と幸福度の関係

収入と幸福度との間には、ある程度相関関係があるように思います。

おそらく以下のグラフのような感じになると思います。



ある一定のところまでは収入が増えればそれだけ幸福度も高まっていき、あるところで頭打ちになると考えられます。

お金と幸福度の関係については、明日も引き続き考えてみたいと思います。

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相談できる人いますか！？

楽しく仕事ができるかどうかというのは、職場の人間関係が極めて大きな影響を与えます。

しかしながら、大半の人は雇われの労働者ですので、人間関係を選ぶことができない場合がほとんどです。

自営で仕事をするのでない限り、好きな人とだけ付き合うということは無理ということですから、何らかのストレスを受けることになります。

そして、そのストレスが過度なものとなりますと、最悪の場合、うつ病などの精神異常を来すことになります。

私の考えでは、そういった最悪の事態に至るかどうかというのは、相談できる存在があるかどうかではないかと思っています。

一番最悪なのは職場で孤立することだと思います。

あなたには同じ職場に相談できる人があるでしょうか。

もし、そういう存在がいない場合はそういう存在を作った方がいいと思いますが、すぐにはムリということもありますから、そのときは私にご相談ください。


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30代に親切に教えてくれる人はいない

教えてもらえる、

というのは若いうちの特権ではないでしょうか。

特に新人のうちは、教わらなければ何もできない訳ですし、教える方も教えることそれ自体が仕事になりますので双方に暗黙の合意ができていると言えます。

しかし、入社して数年もしますと、少なくとも教える方としては、その義務はなくなっています。
黙っていても教えてくれた新人時代とはガラッと状況が変わります。

それでも、20代のうちは注意してくれる先輩がいたり、上司が指導してくれることもそこそこあるかもしれません。

ですが、30代になりますと、そういうことさえ極端に減ります。


たとえ、直すべき点があったとしても、

（もうあいつに言っても無駄だ）

と注意するのを諦めたり、

（もうあの人は変わらないよ）

というふうに、評価が固まってしまうのです。

つまり、自分の欠点を指摘してくれる人がいなくなるということです。

ですから、30代を過ぎて自分を成長させるためには、自分で自分を省みることが絶対に必要です。
そして、場合によってはちっぽけなプライドを捨てて、教えを請うという姿勢も必要でしょう。

30代にもなって名刺交換のやり方を教えてくれる人はありません。
しかし、そのやり方がわからないのなら、恥を忍んで誰かに教わるしかないのではないでしょうか。

私達は往々にしてわかっているつもりになっていることがよくあります。
自分の態度、振る舞いを、事ある毎に見直したいものです。


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