安定した生活のために収入がいくらあればいいのか①

年々、平均年収は減っていると言われています。

経済的に苦しい生活を強いられている方が増えていると考えられるわけですが、今の日本で一体どれだけの収入があればまともな生活ができるのか考えてみたいと思います。

今、大卒の初任給の平均が20万円を切るくらいだと言われていますので、月収20万円の会社員をモデルに考えてみます。

月収20万円ですと、年収は240万円となります。

これに社会保険料が引かれるわけですが、月収20万円の人は、

■厚生年金　17,120円

■健康保険　 9,970円
（東京都の場合）


がそれぞれ毎月引かれることになります。
年額で325,080円です。

次に、所得税です。
年収240万円ですと、90万円の給与所得控除と基礎控除38万円に加え、先程の社会保険料の支払額を控除できるので課税所得は794,000円となります。

この場合の税率は5%ですので、

39,700円が支払う所得税額になります。

また、今年から復興特別所得税が上乗せされるのですが、このケースでは800円となります。

合わせると40,500円ということですね。

さらに、地方自治体に支払う住民税が85,800円かかります。


これらがすべて引かれて手元に残るのは、


■1,948,620円

です。

手取りは200万円を切ってしまうのですね。

およそ2割が税金等に持っていかれているわけですが、果たしてこの残ったお金をどのように使っていけばいいのでしょうか。

明日に続きます。


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