正社員になれない若者

日本の労働人口に占める非正規雇用の割合は3分の1にもなるといいます。

非正規雇用で働く人は昔からいましたけど、その多くは主婦や学生等で、本人も正規雇用で働くことを望んでいなかったという点で、問題とはなりませんでした。

しかし、現代はそういう層に加えて、本当は正社員として働きたいのだけど、その機会が失われている人が含まれています。

私の同級生にも未だに一度も正社員になったことがないという者がおります。

彼のような人は、これからどんな未来を描けばいいのでしょうか。

この問題は、バブル崩壊以後、取り沙汰されるようになりましたけど、改善されることはなく、むしろ年々悪化しています。

そして、今後も改善される見通しは全くないように思われます。

そうなると、この問題の解決は、非正規社員を正社員にするという方向ではなく、正社員が非正規化することによって図られるのではないかという気がします。

そうなれば、少なくとも待遇の格差は是正されるでしょう。

それともこれを放置して、格差を容認する方向へ進むのでしょうか。
私たちはどちらを選択すべきなのでしょうか。


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