小規模事業者売上ダウン

消費税率を予定どおり10%に引き上げるか、

という議論が熱を帯びてきました。

賛成派と反対派が真っ二つに分かれており、どちらの主張も一理あるという印象です。
そうなりますと、最終決定者である首相の胸の内次第ということにどうやらなりそうです。

首相にとっては、政治生命をかけた決断になるかもしれません。


それはさておき、もっと身近なところを見ていきたいと思います。
今年4月に消費税率が上がってから、個人事業者や零細企業の売上はダウンしています。

私は会計事務所に勤めていますので、関与しているお客様を見る限りでお話しているわけですが、この状態はちょっとヤバいと感じています。


特に個人経営の飲食店はかなりヤバい。

こういうお店は売上のほとんどをリピーターに依存しており、彼らの財布のひもが固くなれば、必然的に売上はダウンします。
（今までは週に1回来ていたのに、それが2週で1回になったなどということが起こっています）

外食というのは真っ先に節約の対象となりますから、その影響は特に大きいです。

かといって、新規顧客を穫るための広告宣伝資金はありません。

加えて、政府は消費税率を上げる代わりに法人税率を下げようとしていますが、小規模事業者のほとんどが赤字であり、そもそも法人税を納めていませんから何の恩恵もありません。

完全に手詰まりです。


もし、消費税が10%になれば、小規模事業者の廃業が増えるのは確実と思われます。
これは私にとっても他人事ではありません。


↓応援のクリックまたはタップをお願いします。（ランキングアップにつながります）


人気ブログランキングへ

いつもありがとうございます