【日経平均２万円突破】今何が起こっているのか

今日の東京株式市場では、日経平均株価が一時２万円を突破しました。

１年前が約１万４千円でしたから、約６千円の増加です。


株価が上がるのは、株を買いたいという人が増えるためです。

オークションみたいなもので、買いたい人が増えれば値段は吊り上がっていくということです。


では、誰が買っているのでしょうか。

それは年金です。

公的年金の管理・運用を行うGPIF（年金積立金管理運用独立行政法人）が株式の買い増しを行っています。

GPIFは世界最大級の年金基金であり、その運用資産額は130兆円に上ります。

このうちの数％でも株式市場に流入すれば、株価が上がるのは当然と言えます。


この決定は昨年政府によってされたものです。

つまり、政府にとって株価が上がることは予定どおりのことだったのです。


ですから、政府が今の株高に対して景気が上向いているみたいな言い方をするのは実に白々しいと感じます。


「今株価が上がっているのはGPIFが株を買っているからなんですよ。景気が良くなったからではないんですよ」

と素直に言ってほしいです。

どうしてそう言わないのでしょうか。


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