お金はどのように回っているのか

景気が悪いと言われて久しいです。

景気という言葉を辞書で調べますと、

■売買や取引などに現れる経済活動の状況

とあります。（Yahoo!辞書より）

つまり、景気が悪いというのは、売買などの取引が活発でない状態をいいます。
どうしてこんな状態になってしまったのでしょうか。

それを考える上で、そもそもお金がどうやって回っているのかを理解する必要があると思いますので、今日はお金の循環について考えていきたいと思います。

最も多いのは会社員だと思いますので、会社員を例にとってお話したいと思います。

まず、会社員の人は労働により、その対価として給料をもらいます。
そして、その給料をもとに生活に必要なものを購入します。

これが消費です。

ただし、給料のすべてが消費に回るとは限りません。
貯蓄や投資をする場合もあります。

しかし、ここではお金がどう回っていくかというお話になりますので、消費に着目してお話させて頂きます。

給料を得て、消費をしますと、その財またはサービスを売った会社にとっては売上になります。
その売上をもとに従業員に対して給料が支払われます。

そして、その給料をもとにまた消費を行う、というふうに実際にはもっと複雑ですけど、単純化するとこのようにお金が回っていることがわかります。

こうして見てみますと、景気を良くするカギは消費であることがわかります。
また、消費は売上と表裏一体の関係でもあります。

これで景気をよくするためのキーパーソンが誰だかわかるのではないでしょうか。

個人と企業です。

政治家はさかんに景気対策を口にしていますが、政治ができることはそれほど多くないと私は思っています。


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