スポーツテスト

子供の頃、学校でスポーツテストというものがありました。

50m走、垂直跳び、反復横跳びなどがありました。


例えば、中学生くらいの年齢で50m走をやりますと、速い生徒だと6秒台、遅い生徒で9秒台くらいだったかと思います。

そこで、もし、現在30代になった私達がもう一度スポーツテストをやったらどうなるでしょうか。

おそらく、ごく少数が子供の頃と同等かそれ以上の結果を出す一方で、大半の人は当時の記録を大幅に下回ると思われます。

それがどんなことを意味するかといいますと、トップの人とビリの人との差が広がっているということです。

これはもっと上の年齢の人を想像すればより一層明らかになります。
杖も使わずにしっかり歩ける人がいる一方で、もはや自力では歩くこともおぼつかない人もいるという、同じ年齢でありながらそれだけの差が生まれてしまうというのは、子供の頃の結果からは想像もできないほどです。


ですが、年齢と共に格差が広がっているというのは紛れもない事実です。

そして、このことは体力だけに限った話ではありません。


新入社員で入った頃は、皆似たような収入レベルだったと思いますが、10年20年と経つにつれ、その差は確実に広がっていきます。

30代の私達はちょうどこの事実に直面し始めた頃ではないでしょうか。

今ならまだ挽回の余地はあると思います。


ただし、収入を増やそうと躍起になるあまり、健康を損なうことはかえってよくありませんから、運動もしましょう。

せめて、スポーツテストの平均値くらいの体力は維持しておきたいものです。

（ちなみに文部科学省では20歳以上についても実施要項を定めています）
■文部科学省　新体力テスト実施要項
http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/stamina/03040901.htm


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