保護から自立へ

神奈川県立岩戸養護学校の文化祭を見に行ってきました。

感想は、

（楽しそうだな）

ということでした。

他の学校の文化祭と何ら変わらないという印象です。


（物産展の様子です。賑わっています）

ただ、これが彼ら（生徒）の人生にとって一番のハイライトということになったとしたらちょっと悲しいな、という思いがあります。

現状では卒業後の彼らに十分な活躍の場があるとは言えません。
障害者を保護するということについてはかなり進歩したと思いますが、自立を促すという点ではまだまだだと思うからです。

自立を促す、

というのは、すなわち職を与えるということです。

岩戸養護学校では普段から職業訓練に力を入れています。
私も前に見学させてもらいましたが、その内容を聞く限り、一般の高校生よりもアドバンテージがあるとさえ思いました。

後は、受け入れ側となる企業の意識をどうやって変えていくかだと思います。

学校生活を通して仲間と協力し、何かを創造することは有意義なことに違いありません。
しかし、その経験を仕事というステージでもって行うことこそ人生の醍醐味であると私は思います。

彼らの人生はこれからなのです。


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