雑談力を養いたい

『雑談力』

という言葉があるのかわからなかったので検索してみますと、どうやらあるようです。
こんな本も出版されていました。


雑談力―誰とでも無理なく話せる
（筆者は読んでいません）

おそらく私がこれからお話することと近い内容だと思われます。

雑談という行為は一見ムダなように見えます。

しかし、ムダではないどころか、より良いコミュニケーションを図るためには必須であると私は考えています。

例えば、営業でいきなり商談から入るのではなく、軽い雑談から入る方が打ち解けて話ができる場合があります。
売れている営業マンになると商談は最後の数分間のみで、あとは全部雑談ということさえもあるようです。

ただし、雑談といってもいろいろとあるわけで、何を話したらいいかわからないという方もあると思います。
そこで、雑談のネタとしてどんなものがいいか、考えてみることにしましょう。

最も手っ取り早いネタは新聞だと思います。

上の世代ほど新聞を情報源にしている傾向がありますから、特に管理職クラスを相手にする営業においては有効だと思います。

次に、自分自身の体験談は話として相手をひきつけやすいと考えられます。
というのも、あなた以外にネタ元がないからです。

旅行に行った話でも何でもいいと思います。
おいしい料理屋があったなら、そのお店を紹介したりとかするといいかもしれません。

そうやって話のネタを集めようと意識するようになると、なるべく正確な情報を提供しようという気持ちになり、お店の名前をメモっておいたり、外観を写真に収めたり等、それまでと行動も変わってくるという効果も現れます。
（お店の料理を写真に撮ってブログにアップする例をよく見かけますが、あれもある意味では話のネタと考えることができると思います）

少なくとも私は、旅行に出かける際は、後日他の人に話をすることを意識しています。
結果的に話すに値しない内容で終わる、ということもあったりしますが、それは結果論だと割り切ります。

新聞にしろ、自身の体験にしろ、話のネタを集めようという姿勢を持つことがまず必要です。

私が考える雑談力とは、

■話のネタを多く持っているか

だと思います。

話術よりもそちらの方が重要だと思います。
いくらいい話術を持っていたってネタがなければ話はできないのですから。

私の若い頃を振り返ってみますと、飛び込み営業先で名刺とチラシを渡し、

「割引キャンペーンやってますのでよろしくお願いします」

という単にそれだけのことをやっていました。

雑談は皆無でした。
私が訪問を受ける立場だったら、こんな営業マンに興味持てないですね。

もし似たようなことをやっている若手営業マンがいましたら、早急に雑談力を付けることをお勧めします。

私も大いに励みます。



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