なんてことだ｜すき家並250円

牛丼チェーンの「すき家」が春の感謝祭と称して牛丼並盛を250円で販売しています。
（12日まで。通常は280円）

私も利用者の一人ではありますが、この話を聞いて悲しくなりました。

値下げは身を切る戦術ですので、当然いつもより多く売ることが求められます。

それは現場のスタッフにとって仕事量の増加を意味します。
忙しさに応じて給料が変わるわけではないので、彼らにとっては歓迎すべきことではありません。

私も過去に同業種でアルバイトをしていたことがありますので、彼らの反応は何となく想像できます。
おそらくこんな感じでしょう。

（値下げ！？勘弁してよ…）

値下げは消費者たるお客にとっては喜ぶべきこともしれませんが、他方でそのサービスを提供する現場は実は渋々やっているという身震いしたくなるようなギャップが存在しているのです。

顧客第一とはよく言われます。
第一があれば第二もあるはずで、それは最前線に立つ現場のスタッフです。

この第二をないがしろにしているケースが大企業で散見されます。

「すき家」がこのキャンペーンの裏でスタッフのモチベーションを上げる社内的なキャンペーンを展開していることを願わずにはいられません。


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